小学校算数

引き算の筆算の計算手順|繰り下がりの仕組みを子どもに教える画期的な方法を紹介

引き算の筆算を習得できれば、暗算では難しい大きな数字の引き算も間違えずにできるようになります。

ただし引き算の筆算でつまずきやすいのが“繰り下がりの処理”です。計算手順自体は難しくないものの、繰り下がりの仕組みについてきちんと説明するのは大人でも難しいものです。

そこで今回、引き算の筆算を子どもに教えるのに画期的な説明の方法を紹介します。

引き算の筆算の手順

一般的な引き算の筆算の手順は以下の通り。

それぞれの位を縦に見て引き算をしますが、引かれる数(上の数)よりも引く数(下の数)の方が大きい場合は繰り下がりが生じます。

「引けない位は一つ上の位から\(10\)を借りてくる」というような説明がされると思いますが、子どもには理解が難しい内容です。

桁が増えて一気に\(2\)回以上繰り下がりの処理を行わないといけない問題に発展するとさらに難易度が上がるので、はじめの段階でしっかり理解できておくのが望ましいです。

そこで今回、子どもに引き算の筆算の繰り下がりを納得してもらえるような上手な教え方を紹介します。

引き算の筆算の仕組みの教え方

足し算の筆算のときと同様、硬貨に置き換えるととてもわかりやすくなります。

たとえば\(72-25\)の場合、\(72\)円(\(10\)円玉\(×7\)枚と\(1\)円玉\(×2\)枚)から\(25\)円(\(10\)円玉\(×2\)枚と\(1\)円玉\(×5\)枚)を引く計算に置き換えてみましょう。

上の硬貨から下の硬貨分のお金を引きますが、上のお金は\(1\)円玉が不足しているので\(10\)円玉を\(1\)円玉\(10\)枚に両替します。

あとはこのまま十の位、一の位、それぞれ引き算をすれば答えが求まります。

繰り下がりは、一つ上の位の硬貨を一枚両替して\(10\)枚増やすことなのです。このように考えることで具体的に筆算がイメージできるので繰り下がりが理解できるようになるでしょう。

実際に硬貨を使ってシミュレーションを見せてあげるのもおすすめです。「きちんとできたらお小遣いをあげる」などして勉強のモチベーションを上げてあげるのもいいですね。

また一般的には上記のように繰り下がりの際に「\(10\)」を書くことはあまりないと思いますが、きちんと繰り下がりのイメージを付けるためにはじめは「\(10\)」を書くのを推奨します。

ちなみに自由に印刷できる引き算の筆算の練習問題を用意しました。

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2段階の繰り下がりの考え方

\(2\)桁\(-2\)桁の筆算の場合は繰り下がりは\(1\)回だけで済むので、以上が理解できればどんな数にも対応できます。

ただこれが\(3\)桁になると繰り下がりを\(2\)回行わないといけないこともあるので、つまづく子もいるでしょう。

たとえば\(304-115\)というように十の位が\(0\)で繰り下がりが必要になる問題。

一の位の処理をするために十の位だけじゃなく百の位の繰り下がりもしないといけません。

ここでつまずきがちですが、これも硬貨を使えば理解しやすくなります。

上は\(10\)円玉が\(0\)枚で両替できないので、\(100\)円玉を\(10\)円玉\(×9\)枚と\(1\)円玉\(×10\)枚に両替すると考えます。

あとはこのまま百の位、十の位、一の位でそれぞれ引き算をすれば答えが求まります。

 

筆算をただの数字だと考えるとイメージできないため理解し難いのです。これを硬貨に置き換えると、引き算の繰り下がりはただ両替という概念ひとつで解決してしまいます。

引き算の筆算を子どもに教える際にはぜひ参考にしてみてください。

ちなみに3桁同士で必ず一気に2回繰り下げが生じる引き算の問題集も用意しました。ぜひこちらをご活用ください。

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