前回『度数分布表』について解説しましたが、度数分布表とセットで習うのが『ヒストグラム』です。
ともにデータをわかりやすく整理したものですが、ヒストグラムはさらに視覚的にデータの特徴を読み取りやすくしたものになります。
ヒストグラムとは?
ヒストグラムは“度数分布表”をグラフ化したものです。
度数分布表については前回詳しく説明しました。
度数分布表の意味や見方中学校数学では与えられたたくさんのデータを整理する方法を学びます。
たとえばクラスの身長や学年のテストの点数など、一人ひとりの数値が与...
度数分布表は多くのデータを見やすく表にまとめたものですが、それをさらにわかりやすくしたのがヒストグラムというわけです。
縦軸を度数、横軸を階級の幅とします。
階級ごとの度数の分布の様子が瞬時にわかるというのがヒストグラムの利点です。
また、ヒストグラムにおいてそれぞれの階級の長方形の上の辺の中点を結んだグラフを『度数折れ線グラフ』と言います。
各階級の度数の変化がより視覚的に確認できます。
度数分布表からヒストグラムを書かせる問題が出されることがあるので、度数分布表をヒストグラムに変換できるようにしておきましょう。
練習問題
次の度数分布表は「30人の生徒の50mの記録(秒)」である。これをヒストグラムで表せ。